
数万円で始められる新サービスの不動産投資とは!?
従来の不動産投資とは、マンション・アパートなどの不動産を購入し自らが管理や運用を行い、家賃収入や売却益を得る事を目的としています。
ですが不動産投資は、「初期投資額が大きく失敗した時のリスクがありすぎる」というイメージがあるかと思いますが、それに比べて近年流行りだしている新しい形の不動産投資は初期投資が少額で不動産投資のみならず、投資初心者でも気軽に始められるのが特徴です。
ではこれから、簡単に3つのサービスを解説していきます。
REIT(リート)
REIT(リート)とは
REIT(リート)は不動産を購入するのではなく証券を売買する不動産投資信託のことで、投資先(ファンド)の選定はプロに委託し運用してもらうため、難しい事はわからなくても運用が可能となっています。
運用方法としましては、投資家から集まった資金を元手にプロがを運用し、そこで得られた収益を投資額に応じて分配するという制度になっています。
メリット・デメリット
プロに委託できる
知識はなくても可能
安定した収益が見込める
数万円程度で気軽に始められるのが最大のメリットです。
不動産の直接投資の場合は管理や運用は自分で行わなければなりませんが、REITではプロが行ってくれるので基本的には投資信託と同じく放っておくだけで資産運用が行えます。
株式の投資では年利5%が平均ですが、REITでの不動産投資の利回りは10%を上回るファンドも少なくないので安定した収益でより多くのリターンが見込める事もあります。
証券取引市場の売買なので流動性や換金性は高いですが、リスクがゼロではなく専門のプロとはいえ市場環境によっては換金時に投資した元本が割れる場合も出てきます。
ですがいつでも換金する事が可能なので万が一、市場環境が悪くなってもタイミングをみて換金すれば元本割れは回避できます。
もっと詳しくREIT(リート)を解説した記事はこちら↓↓
不動産小口化商品
不動産小口化商品とは
主に不動産会社が行っていて、特定の不動産を一口数万円から100万円で販売し、家賃収入や売却益を投資額に応じて分配する商品のことをいいます。
投資する商品がREITのように証券ではなく、不動産を購入するため運用成績はそのまま分配金や売却益に直結してきます。
ですので不動産運用のプロが選定した中からご自身の判断で将来性のある不動産を選んで投資するのが不動産小口化商品の特徴です。
メリット・デメリット
小口投資なのでリスクを分散できる
プロが選ぶ物件とは、個人では困難な商業ビルや大型マンションなどが多く、そのなかでも安定した収益を見込めそうな物件を選択し投資します。
その後、小口化された不動産を自らが保有するので「不動産保有者」となりますが、不動産の直接投資で大変とされている物件の管理や運用が省けます。
小口化なので3,000万円の資金で一つの不動産を購入するより300万円で商品を10口購入してリスクを分散することも可能です。
融資での投資はできないので自己資金が必要
不動産小口化商品は、比較的新しい資産運用になるので商品の種類がそれほど多くないのがデメリットの一つです。
また、商品が少ないことで応募者が多ければ購入できない場合も出てきます。
不動産投資は投資対象の物件を担保に融資を受けられることがありますが、不動産小口化商品の場合では物件は担保にできないので融資での投資はできません。
それと、従来の不動産と同様に解約する際は買い手を見つけなければいけないのですぐに解約できないことが多いです。
ですがあらかじめ商品の販売実績があり顧客の多い業者で購入するのをおすすめします。
もっと詳しく不動産小口化商品を解説した記事はこちら↓↓
不動産投資クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングとは



不動産投資クラウドファンディングとは上記のように、インターネットを通じてクラウドファンディングを扱うサイトなどで投資希望者を集めます。
その集まった資金を元手に不動産投資を行い、それで得た家賃収入や売却益を投資家に分配するという投資方法です。
メリット・デメリット
投資家との横の繋がりができ情報を共有できる
集まれば億単位の投資も可能
物件は自由に選べる
一口1万円から始められますし、オーナーとしての地位も確立できます。
投資が初めての方でも事業者が間に入ってくれるので、従来の不動産投資で掛かる手間や労力を抑えられます。
さらに、不動産投資クラウドファンディングでは、ひとつの物件に複数の人が投資するので投資家同士の横の繋がりができ、不動産投資のみならず投資についての案件や情報を共有し合って資産運用の幅を広げられます。
現時点ではサービス利用の為の融資は受けれない
景気が悪くなり不動産相場が暴落した場合、評価額が半分になれば元本も半分になってしまいます。
それを回避すべく、不動産小口化商品と同様に一つに投資するのではなく分散して投資する事でリスクを抑えれます。
まとめ
2位・・・不動産小口化商品
3位・・・REIT
3つの中で唯一、証券での運用のREITは年利平均5%なので安定を求める方にはピッタリの不動産投資です。
不動産投資を行う人が増えればその分不動産業界は活性化するのでそれに伴って、価値が上がり家賃収入や売却益が大きくなる可能性もでてきます。
投資を行う上で大事なのがリスクを分散させることなので、ひとつの物件に資産すべてを投資するのはできるだけ控えましょう。
2位・・・クラウドファンディング
3位・・・不動産小口化商品
近年、証券や不動産などといった投資はパソコン・スマホがあれば何でもできる時代になり、クラウドファンディングと小口化商品につきましては、パソコンやスマホで手続きを行い投資スタートといった流れですが、REITは全く知識がなくてもお近くの金融機関で1から詳しく教えてくれますし、すぐに始められるので投資初心者の方にお勧めです。
また、解約・換金もすぐに行えるのもREITをオススメできる理由の一つです。
最後になりますが、低金利の日本では銀行にお金を預けているだけではほとんどと言っていいほど金利が付きません。
ですので不動産投資も少額で始められる時代になったからこそ、老後2,000万円問題や子供の教育費のために今のうちによく考えておくことが必要です。
ですが投資はあくまで自己責任なので無理のない資金で行うように心掛けましょう。